決定的なミスをする私のタイムカプセル

小学校の時に創立○○周年でタイムカプセルを埋めました。
そして、そのタイムカプセルには自分の宝物を入れたり、将来の自分への手紙を入れたりと、自由に決めてよいということでした。
私はとても迷ったのを覚えています。

何を入れたか、友達に聞くといろいろな答えが返ってきました。
「大事な宝物のシールブックを入れた。」
「コンクールで優勝した時の読書感想文を入れた。」
「今自分がはまっているすごく美味しいお菓子を入れた。」

お菓子の意見だけは、ゲッと思ったのですが、後はなるほど…と思うものばかりでした。
いざ、自分が入れるものを決めようと思ったのですが、なかなか決まりません。
先生が見るに見かねて、期限を延ばしてくれました。
私が悩んでいたら、クラスメイトの「このクラスで撮った集合写真を入れた」という声を聞き、そうだ!と思いついたのです。

今振り返れば、とても恥ずかしいのですが「一番自分が可愛いと思える自分の写真を入れよう!」と思ったのです。
そして、帰宅したその日、私は自分のアルバムを生まれた時までさかのぼり、全て目を通しました。
いろんな写真があった中でも、自分が一番かわいかった頃を…と思って一枚手にしたのは七五三の写真だったのです。
赤い着物を着て、一人で可愛らしいポーズを撮っていました。

これしかないと思い、次の日に急いで先生に手渡しました。
私が最後だったため、その日のHRでみんなの前で先生が全員分を袋にとじる作業を見せてくれました。
そして、私は満足した気持ちで帰宅している途中、友人のこんな言葉に青ざめたのです。
「あの中に入れたの、名前書いたよね?ほら、七五三の写真って名前書かないと、大人になってから開けるんじゃ、誰のか分からないから届かないかもよ?」

そうです。
私は記名するのを忘れていたのです。
もう先生は今日のHRで全員分封をして、学校全体でまとめると言っていました。
もう時すでに遅しとはこのこと…来年そのタイムカプセルが開かれます。

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