憧れの土地は外から見てるだけの偶像

北国生まれ、北国育ち。
そして今も北国で暮らしている私ですが、
他の都府県民から見ると、羨ましい点が数多くあるそうです。

テレビや雑誌を見ても感じますが、
何より転勤などで都府県へ移住した友人がよくそういった発言をします。

私も人よりは数多く旅行している人間なので、
なんとなく他の土地の風土などは分かりますが、
やはり暮らしてみないと分からないことがほとんどですよね。

まず第一に言われるが、食べ物。
これはなんとなく分かる気がします。
海外旅行からの帰りに、
トランジットの関係でどうしても国内泊しなければならないという事があって、
仕方なく夕食を居酒屋で食べようということになりました。

私の地元は、歓楽街が有名で、
当然飲食店も多数あります。
特にリサーチをしなくても、
よっぽどじゃなければマズイものは出てこないというのが当たり前なのです。
ですが、この感覚が間違いだったのです。

私の地元では、ホッケという魚をよく食べるのですが、
開いて干したもので、直径30センチ位で身が厚く、
なんとも食べごたえのある魚で、
居酒屋に行くと定番の焼き魚です。

その旅先で入った居酒屋にもホッケがあり、
海外旅行から帰ったばかりで和食に飢えていた私たちは、
当然注文しました。

すると運ばれてきたのは、
地元で普段食べている物と同じとは思えない小さな魚。
そしてペラペラ。
「これはアジか?」と思うほどです。
でも、値段だけはしっかり高いのです。

この時、私の地元はやはり日本でも有数の食処なのだと実感しました。

もう一つ例をあげれば、雪です。
私たちにとっては、「また嫌な季節が来たな。」位にしか思わないのですが、
こちらの雪はとても質が良いらしく、
国内だけではなく、海外からもスキーヤーが集まる土地なのです。

確かに私も若い頃はスキーやらスケートなど、
ウィンタースポーツをやりましたが、
今では雪かきだけで精一杯で、
雪と関わりを持ちたくありません。

こうして、食環境やスポーツ面などでフィーチャーされる土地ですが、
実際に暮らしてみないと、その土地の本当の姿には気づかないと思います。

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