クラッチバッグ

クラッチバッグを買った。
昔から荷物の少ないのに憧れていたので、小さなクラッチバッグというのは憧れそのものの体現である。
まるで集金袋みたい、という意見もあるが、それはあえて無視しよう。

私はこのクラッチバッグを、意地でも通勤でも使うのだ、とそう決めた上で購入したのだ。
だから、意地でも通勤でも使わねばならない。
でも実質非常に問題がある。
まず、弁当が入らないということ。

私は、昼ごはん代節約の為弁当持参で出勤している。
むろん水筒お洒落に言うところのマイボトルも、あわせて持参である。
これらがまず入らないのである。

いや、こんなものらが入ったら、それはもうクラッチバッグではない。
ただのかばんである。
私のはクラッチ、そんな単なるかばんではないのだ。

という訳で、クラッチのほかに、弁当用として小さいトートバッグを持っていくことにした。
最近ではダブルクラッチ、すなわちクラッチバッグを二個持つ若者がいるというくらいだから、クラッチとトートのタッグだって別におかしくあるまい。

そして、もう一つの問題。
飲み歩くのをこよなく愛している私は、酔うと記憶と共に、荷物をなくす。
ファスナーで口の閉まらないタイプのかばんを持っていた時は、帰ってきたら中身が何も入っていなかったということもあった。
クラッチなんて小さなもの、今度は本体ごと置いてきてしまうかもしれない。

となると、いざというときクラッチは、自然と弁当用トートの中に納まる。
クラッチバッグを入れても尚余るくらいのたっぷり収納トートバッグなのである。
トートの中にクラッチを入れて、口のファスナーを閉めてしまえば完璧だ、絶対に落としたりなくしたりしない。

ああこれで諸問題が解決、安心した、とふと気づいてみると、私の持っているのはクラッチでもなんでもなく、ただのかばんなのである。
クラッチの入った、ただのかばん。
全くの本末転倒である。

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